根腐れ草
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2005/12/08//Thu.
公開(後悔)してみよう

漁師は日が暮れても、昼間の漁で破れた網を縫い直している。
明日の漁にはまたこの網を持っていかねばならない。

漁師の妻は漁師の帰りを家の前で待っている。
盲たその目では夫のいる浜までは見る事が出来ない。

半刻も経つ頃、
今まで漁師と破れた網を照らしていた月は雲の間に姿を隠した。

漁師は言う。
「月よ、あと半刻この網を照らしてくれないだろうか」

月は答える。
「漁師よ、私の話を半刻聞いてくれるのならば、その網を照らそう」
月は話を始める。
「なぜ、私と太陽は同じ時に生まれたのだ」
「太陽ほどの光があるのならば、お前をいつまでも照らす
 ことなど容易い。
 だが、私にそれ程の力はない。
 私は太陽の助けが無ければこの幽かな光さえ出す事能わん。
 なぜ、私にはあの永劫に渡って輝ける力が無い?
 太陽がお前達を照らす間、私は隠れねばならない。
 太陽と共に居たならば私は己の姿さえ見せる事が出来ない。
 奴に嫉妬すらしている。」
「お前は私が必要か?」

漁師は月の言わんとしている事が解らない。
だが、漁師は思うままに云う。
「俺の息子はお前の創る細波の声を聞かないと寝りに就かない。」
 あんなに遠くても肌が焦げる程の日の下では寝る事はないだろう。
 息子が寝てくれねば俺はこうやって静かに仕事も出来ん。」

「さあ、約束の半刻が経った。おかげで明日の漁には間に合う。
 ありがとう」

そう云い、漁師は家へと向かう。

月は漁師を待つ妻へ同じ問をする。
妻はいう。
「私の目は日の光に堪えられません。
 だから私が夫を家の前で出迎えられるのは夜だけです。
 でも、貴方が夫を照らさなければ、夫は道に迷いましょう。
 太陽が無ければ、夫は漁にも出られない。
 しかし、貴方がいなければ、私は落ち着いて夫の
 帰りを待つ事が出来ない。
 だから明日も、夫を照らして下さいませ。」

そう、妻が語り終える頃、道の向こうに漁師の姿が見えた。

夫の足音に気付いた妻は最後に言う。
「約束して下さいませ、明日も無事に夫が帰れるように」

月は妻の約束を果たす為に次の夜も夫を照らし、
子供が寝れるよう細波を歌う。


…………


………………あれ?

オチこんなだったっけな?





  




 












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なにこれ?
いいね。

月!地味!いい。笑

sissy URL 12/08//Thu. [編集]
お・・・オチを期待する自分が嫌だ(笑

PAN URL 12/08//Thu. [編集]
癒し系ストーリー!?
新しい(笑)

xx_you_xx URL 12/09//Fri. [編集]
>>sissyさま

これ中学生の時に童話を作ってみよう
って授業があって、その時作ったやつを
急に思い出したので書いた。

微妙な内容で実際子供ウケしなかったよ。

土下座 URL 12/10//Sat. [編集]
>>panさま

いや、オチを期待する気持ちはわかる。
おれもこれでいいのか?って思った。

土下座 URL 12/10//Sat. [編集]
>>youさま

いや、誰も癒せなかったw
俺の達成感だけはあったが。

土下座 URL 12/10//Sat. [編集]








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  • 1986569代目 中村土下座エ門になりました。
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